バイオバンク・ネットワークについて

バイオバンク・ネットワークは、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED) によるプロジェクト「ゲノム医療実現バイオバンク利活用プログラム(ゲノム医療実現推進プラットフォーム・ゲノム研究プラットフォーム利活用システム)」を基盤に、日本の14のバイオバンク(令和5年4月現在)が参画しているネットワークです。

平成30年~令和4年度の研究開発事業により、多様な背景と設立過程があるバイオバンクが連携・協力して、それぞれが保管する試料・情報を一元的に扱うために、わが国の3大バイオバンクならびに、4の診療機関併設型バイオバンクを束ねる「バイオバンク・ネットワーク」を構築しました。
さらに、令和5年度以降も後継プロジェクトの「ゲノム医療実現推進のためのバイオバンク・ネットワーク構築とバイオバンク利活用促進に関する研究開発」 を通じて、ネットワークの更なる発展を図っています。

バイオバンク・ネットワークに参画するバイオバンク(令和5年4月現在)

  1. バイオバンク・ジャパン (BBJ)
  2. 東北メディカル・メガバンク計画(TMM)
  3. ナショナルセンター・バイオバンクネットワーク (6NC)
  4. ・ 国立がん研究センター(NCC)
  5. ・ 国立循環器病研究センター(NCVC)
  6. ・ 国立精神・神経医療研究センター(NCNP)
  7. ・ 国立国際医療研究センター(NCGM)
  8. ・ 国立成育医療研究センター(NCCHD)
  9. ・ 国立長寿医療研究センター(NCGG)
  10. 京都大学医学部附属病院クリニカルバイオリソースセンター (KUB)
  11. 東京医科歯科大学疾患バイオリソースセンター (TMD)
  12. 筑波大学附属病院つくばヒト組織バイオバンクセンター (THB)
  13. 岡山大学病院バイオバンク (OBB)
  14. バイオバンク信州(BBS)

バイオバンクとは?

バイオバンク(Biobank)とは、患者さんや一般の方々のヒト由来の生体試料と診療情報を匿名化し、体系的に収集・保管・分配するシステムであり、研究目的で保管する機関のことです。
植物、動物、微生物、その他のヒト以外の生体試料の収集保管施設はバイオリソースセンターと呼ばれることが多く、さらに主として治療目的で収集されている組織バンク(骨髄バンク、アイバンク)も存在します。

バイオバンク整備は社会的に有益

個別化医療のような先端的医学研究を支える重要な資源となっている

バイオバンク・ネットワークの活動

見学会の様子

説明会の様子

バイオバンク・ネットワーク、バイオバンク横断検索システムに参画するバイオバンク